砂かけ祭り~童心に戻れる奇祭~
毎年2月11日、奈良県河合町の廣瀬神社では五穀豊穣を祈願する
御田植祭として、大和の奇祭『砂かけ祭り』が行われます。
天武天皇が、大和川北岸の龍田神社を風の神、廣瀬神社を水の神とし、
一対の神としてお祀りし、五穀豊穣を祈願する「大忌祭」をはじめたと伝え
られており、これが『砂かけ祭り』の起源となっているとも言われています。
『砂かけ祭り』は、お田植え舞や豊作舞などの奉納が午前に行われます。
そして午後から鳥居と拝殿の間に神田に見立てて作った約5m四方の
砂地で「砂かけ」が行われます。
「砂かけ」は、白装束の田人と牛に扮した人が太鼓の合図とともに参拝者に
向かって勢いよく砂をかけまくり、参拝者も負けずに田人や牛に対して、
砂をかけ返し、壮絶な砂のかけあいが繰り広げられます。
これは空を舞う砂を五穀豊穣に欠かせない雨に見立てているためで、この
砂が舞えば舞うほど、雨がよく降り、その年は豊作となると言われており、
3~4分も続く「砂かけ」が、数回行われます。
「砂かけ」が終ると、松を苗に見立てた松苗と田餅を撒き終了となります。
『砂かけ祭り』に見に行かれる方は、完全防備できるように頭からスッポリ
かぶれる雨合羽のようなものと目を守るゴーグルは必携のようです。
また写真を撮られる方は、尋常でない大量の砂によりカメラが壊れないよう
カメラにも防御策の施しを忘れないようにして下さいね。
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